今さら聞けない飼い猫の選び方!これから猫を飼う人は必見

「そうだ、猫を飼おう」と思い立ったが吉日、その足でペットショップへ向かうのはあまり良いことではありません。

猫と目があって運命を感じ、そのままお買い上げ…というドラマシーンがありますが、そのような選び方をしていると、のちのちお世話を投げ出す無責任な飼い主になってしまうかもしれませんよ。

この記事で猫の選び方をしっかり勉強して、愛猫との新生活をスタートさせましょう!

一緒に暮らすなら見た目より性格?オスとメスではこんなに違う!

猫はみんな「自由気ままでクールな性格」と思い込んでいませんか?

実は同じ猫でも、人間といっしょで実にバラエティ豊かな性格をもつのです。

猫の性格は、種類や性別、見た目(柄)など様々な要素により決定します。

あなたに合っているのはおっとりした猫か、元気いっぱいな猫か、じっくり考えてみましょう。

また、猫を飼う際に迷うところは、オスとメスどちらを選ぶかということですよね。

一般的にオスは活発で外遊びが大好き、よく食べるといった特徴があります。

反対にメスは、しぐさが上品でおっとりしており、食が細いといわれています。

猫と一緒に遊びたい、世話を焼くのが好きという方はオス、あまり手をかけずお互い自由に過ごしたいという方はメスを飼うとよいかもしれませんね。

お世話という面では、オスならマーキング、メスなら妊娠のリスクに注意しなければなりません。

特にマーキングは匂いがきつく頻繁に行うので、飼い主の生活に大きな影響を与えそうです。

また、驚くべきことに猫の柄によっても性格が違うという報告もあります。

「茶トラ」は人懐っこくて飼いやすい性格で攻撃性も低く、初めて猫を飼う方におすすめです。

同じトラ柄でも「キジトラ」はヤマネコような野生の本能が残っており、気性が荒いといわれています。

人気の三毛猫は遺伝子の影響からほとんどがメスで、クールでマイペースな「お嬢様気質」が多いそうです。

どの猫と相性がよいかは飼い主の性格も十分関係してきますから、猫を飼うのを機に自分の性格を見つめなおしてみるのもよいかもしれませんね。

毎日のお世話や掃除…短毛種か長毛種かも重要なポイント

猫との暮らしを左右する意外なポイント、それは短毛種か長毛種、どちらの猫を飼うかです。

猫のお手入れの中で特に大切なのが、ブラッシングです。

短毛種はシャンプーもドライも比較的手間がかからず、ブラッシングも1週間に2~3回で済みます。

むしろ短毛種の場合、ブラッシングしすぎるとハゲができてしまったり皮膚を傷つけてしまったりします。

長毛種は、短毛種と比べシャンプーやブラッシングなどの手入れに時間がかかり、ブラッシングは毎日行うことが理想です。

長毛種はしっかりお手入れしないと毛が毛玉になって固まってしまい、皮膚病の原因にもなります。

ひどい場合はグルーミング(猫が自らの毛を舐める行為)の際に毛玉を飲み込んでしまい、「毛球症」と呼ばれる病気になり、外科手術で取り除かなければならないこともあるようです。

とはいえ、長毛種ならではのサラサラで手触りの良い毛並みが好きという方も多いでしょう。

時間に余裕のある方、コツコツお手入れができる方は長毛種にチャレンジしてみても良いかもしれません。

また一般的に、短毛種の方が野生に近く活発で、長毛種は穏やかだと言われています。

長毛種は人間が飼いやすいように改良されているので、手間はかかっても性格的には飼いやすいといえます。

ズバリ飼いやすい猫はどれ?おすすめの猫種3選

一般的に雑種猫(日本猫)は病気になりにくく、飼いやすいといわれています。

しかし、雑種猫は個体差が大きく性格も様々で、必ずしも自分にあった猫と出会えるとは限りません。

どんな猫が飼いやすいかは、飼い主の性格や家族構成、住環境などによって異なります。

一人暮らしや初心者の方には、穏やかな性格の「スコティッシュフォールド」がおすすめです。

穏やかな猫ならば、一人暮らしでも上手に留守番ができますし、初心者で猫の気持ちをうまくくみ取ってあげられなくても癇癪を起こすことがありません。

また、家庭的な性格で家族と一緒にいることを好み、子どもがいる家庭にもおすすめです。

スコティッシュフォールドは長毛種と短毛種の2種類がありますから、生活状況や好みに合わせて選ぶことができます。

動物を飼うとしょっちゅう掃除しなくちゃいけないのがイヤ!という方は、抜け毛が少ない「ブリティッシュショートヘア」がおすすめです。

ブリティッシュショートヘアは短毛種のダブルコート(二重の毛)で、お手入れが楽です。

また、性格も自立心が強く落ち着いていて、やたらと走り回ることがないので部屋が汚れにくいです。

家が狭くて大きくなると困る…力があまりなくて抱きかかえるのも一苦労…という方は、あまり大きくならない「マンチカン」がおすすめです。

マンチカンは成猫でも3kg前後で、短足で愛らしい見た目が特徴です。

性格は好奇心旺盛で少々やんちゃですが、人懐っこく育てやすいといわれています。

ここで挙げた猫種はほんの一例で、性格の説明も一般的な傾向にすぎません。

実際に猫を購入する際は、プロのブリーダーやペットショップのスタッフに相談しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

猫を飼おうとペットショップに行くと、どの猫も可愛すぎて迷ってしまいますよね。

この記事で見た目だけではない、猫のかしこい選び方をおわかりいただけたと思います。

愛猫と末永く仲良く暮らしていくためにも、猫選びは慎重にしましょう。

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