子猫はいつ社会性を身につけさせればいいの?子猫の社会化について

生後2週間から3ヶ月までの期間を子猫の社会化期と呼びます。

母親や兄弟と一緒に遊んだり、一緒に食事をしたりして、社会性を身につける時期です。

この時期に経験したことは、成猫になってからの行動に大きく影響します。

今回は、この子猫の社会化期にやっておきたいことをご紹介します。

子猫の社会化期とは

生後2週間から3ヶ月の間、子猫は「社会化期」と呼ばれる社会性を身につける時期を迎えます。

この時期の子猫は好奇心旺盛で、知らない場所に行ったり、見たことのないものを触ったりして、どんどん動き回ります。

社会化期に子猫はさまざまな経験をして、性格や運動能力を形成していきます。

母猫や兄弟猫と暮らして成長する時期

子猫は母猫や兄弟猫と過ごすことで社会性を身につけます。

兄弟と遊ぶことで自分の力をコントロールすることを学び、遊びの中で動体視力を発達させていきます。

また、自分以外の猫と過ごすことで、自分の居場所や力関係、他の猫との付き合い方を理解していきます。

生後3カ月くらいになると、社会性が身につき、一人で生きていくための知識と経験が身につきます。

社会化期を母猫や兄弟猫と過ごさなかった子猫は、社会性を身につけることができず、他の猫との付き合い方を知らないまま大人になってしまいます。

成猫になってから社会性を身につけるのは難しいのです。

社会化期の経験は、後年の猫の性格や行動に大きく影響します。

社会化期のしつけについて

生後2週間から3ヶ月の間に母猫と引き離された猫は、人が社会性を身につけさせなければなりません。

そのためには、ハンドリングが重要な役割を果たします。

1日1時間程度、猫を抱っこして優しく触れてあげてください。

臆病にならず、人懐っこい子に育ちます。

運動神経を鍛えるために、たくさん遊んであげることも忘れずに。キャットタワーなど、遊べるスペースを作ってあげましょう。

また、新しいものにたくさん触れることも大切なので、毛糸やボール、キャットニップなど、さまざまなおもちゃで遊んであげましょう。

猫の社会化期にしつけを始めれば、成猫になってからよりも簡単に習慣化することができます。

トイレや爪とぎのしつけは、生後1カ月頃から始めましょう。

猫が床を嗅いだり掘ったりしていたら、すぐにトイレに連れて行き、そこで排泄させます。

何度か繰り返しているうちに、自分でできるようになります。

爪切りを用意し、猫が不適切なもので爪を切ろうとしたらすぐに与えます。

また、猫が正しく爪とぎをするようになるまで、大切な家具にはカバーをかけておくとよいでしょう。

注意してあげたいこと

社会化期は本来、母親や兄弟と一緒に過ごして成長していく時期です。

飼い主が気をつけないと、コミュニケーションが苦手で臆病になってしまったり、警戒心が強いために攻撃的になってしまったりします。

社会化期には、他の猫や飼い主との交流の機会を積極的に設けましょう。

まとめ

社会化期は、子猫の人生において重要な時期です。

性格や運動能力が形成され、コミュニケーションの取り方も学んでいきます。

また、子猫のしつけにも最適な時期なので、生後2週間から3ヶ月の間にいろいろなことを教えてあげることが大切です。

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