自分の飼っている猫が「カカカ」と鳴くことはありませんか?
これはクラッキングという行動で、猫の感情を表しています。
今まで飼っている猫がクラッキングしていても、気にしてこなかった方は多いはずです。
この記事では、猫のクラッキングを知らない方のために、クラッキングについて簡単に説明し「猫がクラッキングする理由」をあわせて解説していきます。
もくじ
猫のクラッキングとは?
猫がカカカ、ケケケといった鳴き声を出すことをクラッキングといいます。
猫を飼っている方のほとんどは、クラッキングという行動を見たことがあるのではないでしょうか?
飼っている猫によってクラッキングの仕方はさまざまで、なかには歯をカチカチさせてクラッキングする猫や、普段の鳴き声が混ざったクラッキングをする猫もいます。
このため、猫がクラッキングしていることに飼い主が気づかないことが多いです。
クラッキングを知らない方からしたら、猫が急にクラッキングすると驚いてしまいますね。
猫のクラッキングですが、家で飼われている猫特有の行動だと言われています。
そのため、ライオンやチーターなどは同じネコ科ですが、クラッキングすることはないです。
また、野良猫でもクラッキングすることが稀にあるようです。
猫がクラッキングするのはいつ?
普段の生活では猫がクラッキングすることは滅多にありません。
では、どんなときに猫はクラッキングするのでしょうか?
猫の飼い主からすると、はじめてのクラッキングには驚くはずです。
いきなりカカカと鳴かれたらそりゃあ驚きますよね。
急なクラッキングに、自分の猫がおかしくなったのかと思うかもしれませんが、心配はありません。
猫がどんなときにクラッキングするのかは、ある程度分かっています。
なのでまずは、猫がいつクラッキングするのかを覚えましょう。
獲物を見つけたとき
人間に飼われている猫は当然、食事がキャットフードになっていると思います。
なにもしなくてもエサを与えられますから、獲物を狩る必要がないわけです。
しかし、いくらエサを自動でもらえるとはいっても、猫には野性時代の本能が残っています。
家の外に小動物や鳥、虫などが飛んでいると、狩猟本能が働いて、クラッキングすることがあります。
猫がクラッキングしているときは、獲物を発見したのではないかと考えるようにしましょう。
知らないものを発見したとき
猫が今まで遭遇したことのない得体の知れないものを見たとき、クラッキングすることがあります。
先の見えない場所で動くものを見つけたときに、クラッキングすることが多いです。
これも基本的には、獲物を見つけたときと同じように、野生にいた頃の本能が蘇ることでクラッキングという行動にいたると言われています。
暗闇で猫がクラッキングしていたら、ねずみでも見つけたのかもしれませんね。
猫がクラッキングする理由
ここまで読んでいただければ、猫がいつクラッキングするのか分かったかと思います。
猫のクラッキングはほとんどの場合、野生の獲物に対してとる行動のことが多いですね。
人間に飼われていて、キャットフードをいつでも与えてもらえるからといって、野生の本能がなくなったわけではありません。
ここからは、猫がクラッキングする理由について詳しく解説していきますね。
獲物を捕まえられないもどかしさ
目の前に獲物がいるにもかかわらず捕まえられないもどかしさで、猫はクラッキングします。
人間に飼われている猫は、毎日当たり前のように食事が与えられるので、狩猟で獲物を捕まえる必要はないです。
しかし猫はもともと、野生にいて狩りで獲物を仕留め、食べていた生き物であるため、目の前に生き物がいると、どうしても捕まえたくなってしまいます。
窓の外に獲物を発見しても、家の中にいる猫は捕まえることができません。
そういったもどかしさからクラッキングをすることがあるのです。
獲物を見つけたときの狩猟本能
猫は獲物を見つけたときの狩猟本能で、クラッキングすることもあります。
猫がどんなときにクラッキングをするのかを解説している項を読んで分かる通り、猫は獲物に対してクラッキングすることが多いです。
同じ猫や飼い主が近づいたときには、普通の鳴き声なので、クラッキングは獲物を見つけたときにだけする特別な行動と言えるでしょう。
猫のクラッキングは、獲物を捕まえたくてたまらなくなっているときの感情を表していると言えますね。
まとめ:猫のクラッキングから気持ちを読み取る
この記事では「猫がクラッキングする理由」を具体的に解説しました。
最後にもう一度内容を確認しましょう。
猫がクラッキングする理由として考えられるのは、主に以下の2つです。
- 獲物を捕まえられないもどかしさ
- 獲物を見つけたときの狩猟本能
どちらにも共通して言えることは、猫のクラッキングは獲物を見つけたときにとる行動だということです。
突然クラッキングするとびっくりすると思いますが、決して猫がおかしくなったわけではありません。
猫が獲物を見つけたのではないかと、考えるようにしてください。