
長毛種の猫は、性格が穏やかで飼いやすい傾向にあり、初心者にもおすすめです。
また、長毛猫の優雅なシルエットは魅力的で、お世話をする時間も楽しみのひとつです。
ここでは、長毛種の代表的な猫4種について、その魅力や飼い方のポイントなどをご紹介します。
おっとりした子が多い長毛種の猫の魅力
長毛種の猫の魅力は、なんといっても美しく華やかなシルエットです。
長毛ならではの魅力的なシルエットに魅了される猫好きの方も多いのではないでしょうか。
お手入れには毎日のブラッシングが欠かせませんが、猫とのコミュニケーションもしっかりとれるので、猫との生活を楽しみたい人にはぴったりです。
一般的に、長毛種の猫は穏やかな性格だと言われています。
優雅な仕草からも想像できるように、リラックスしている猫の姿に癒されることも多いでしょう。
代表的な長毛種の猫を4種類ご紹介します。
代表的な長毛種の猫を紹介します!
女王の風格を持つペルシャ
長毛種の代表格といえば、ペルシャ。
銀色と金色の毛並みを持つチンチラもペルシャの一種です。
甘えん坊だけど、ちょっとツンデレな女王様タイプの性格に惚れ込む人も多いのではないでしょうか。
ぬいぐるみのようにじっとしていることが多く、わがままを言うことも少ない。
あまり鳴かないので「声のない猫」と呼ばれ、マンションなどでも飼いやすい。
また、他の猫よりも長生きで、平均寿命は15~20年と言われています。
世界最大の記録を持つメインクーン
メインクーンは「優しい巨人」とも呼ばれ、イエネコの中では最大の品種です。
体長は約100cm、体重は約6~8kgにもなります。
メインクーンは、「ジェントル」という名前が示すように、穏やかで温厚な性格です。
賢く、飼い主に従順で、犬に似ていると言われることもあります。
また、好奇心旺盛で遊び好きなので、「猫と一緒に遊びたい」という方にもおすすめです。
カールした耳が愛らしいアメリカンカール
耳のカールが特徴的なアメリカンカールですが、カールの度合いは個体差があり、耳が全くカールしていないアメリカンカールも存在します。
また、短毛のアメリカンカールもありますが、基本的には長毛です。
長毛種の中でも、明るくて魅力的な性格をしています。
人見知りせずに遊び好きで、小さな子供とも仲良くできます。
甘えん坊で、大人になっても子猫のような性格が残っていることから、「猫のピーターパン」というニックネームがついています。
長毛種でありながら、やや短めの毛並みが特徴のソマリ
ソマリは、アビシニアンから生まれた長毛種の猫を交配して作られた猫種です。
そのため、アビシニアンのように賢くて活発な性格をしています。
キツネのようなほっそりとした体つきで、「鈴を転がすような」と言われる小さな美しい鳴き声が特徴です。
抜け毛も少なく、お手入れもあまり必要ありません。
飼い主にとても愛情深く、甘えん坊ですが、少しシャイなところもあります。
ブラッシングは長毛種を飼う上で大切なことです
最も重要なのは、毎日のブラッシングとコーミングです。
長毛種の猫は、被毛のトラブルが起きやすい傾向にあります。
毛玉を放っておくと、さらに大きくなって手に負えなくなることもあるので、小さいうちにケアをしておきましょう。
また、長毛の猫は毛球症にも注意が必要です。
これは、グルーミングの際に猫が飲み込んだ毛が、胃や腸に留まってしまう病気です。
飲み込んだ毛の量をできるだけ少なくするためには、ブラッシングが重要です。
食事は、毛玉の排泄を促す「ヘアボールコントロール」タイプのものを選びましょう。
何よりもブラッシングは、愛猫とのスキンシップの大切な要素です。
愛情を持ってお手入れすることで、飼い主と愛猫の絆が深まります。
愛猫のブラッシングを毎日の日課にしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
長毛の猫は、元気でやんちゃな猫よりも、静かで落ち着いた猫がいいという人に向いています。
また、猫の世話を楽しみのひとつにしている人や、スキンシップを大切にしたい人にも向いているでしょう。
ここで紹介した4種以外にも魅力的な長毛種はたくさんありますので、自分の理想の猫を探してみてはいかがでしょうか。