猫を飼う前に、より猫と仲良く楽しく過ごしていけるように、猫の上手な飼い方とおすすめのしつけ方法についてまとめていきます。
自由に部屋んぽ・散策をさせる
猫を家に迎え入れたばかりの場合は、まず新しい環境に慣れるために、猫が快適に感じるまで家の中を探検させてあげましょう。
猫は好奇心旺盛で、自由に歩き回ります。
新しい環境に置くだけでもストレスになるので、威圧的にならない程度に世話をすることが大切です。
ただし、猫が踏んで怪我をしたり、口に入れたら危険なものは置かないようにしましょう。
床だけでなく高いところにも飛び乗ることがあるので、倒れたり落としたりしそうなものは片づけてください。
糸くずやホコリなどの寝具も誤って飲み込んでしまうことがあります。
できるだけ片付けて、猫にとって快適な環境を作ってあげましょう。
トイレの場所を教えてあげる
猫にトイレトレーの使い方を教えるのは、思っているより簡単です。
トイレの場所を教えてあげれば、猫は本能的にトイレを使おうとします。
ただし、そわそわしたり、匂いを嗅いだりするなど、いつもと違う行動をする場合は、便を空にしたいというサインかもしれませんので、慣れていない場合はトイレに連れて行ってあげましょう。
猫は自分の尿の臭いがする場所で排泄しようとします。
これを何度か繰り返すと、自然にトイレの場所を覚えます。
可能であれば、猫が落ち着けるように、トイレトレーはリビングの隅など静かな場所に置きましょう。
猫が排便しないことが多い場合は、トイレそのものや猫砂を変えるのも効果的です。
複数の猫を飼っている場合は、それぞれの猫に専用のトイレを用意してあげましょう。
爪とぎの場所を教えてあげる
猫はひっかく習性がある。
そのため、早いうちから爪の置き場所を教えることで、引っ掻いて部屋を傷つけるリスクを減らすことができる。
猫は寝起きによく爪を切ります。
そのため、寝床の近くや普段よく過ごす部屋など、目につきやすい場所に置くことをおすすめします。
最初は、何種類かの爪とぎを用意し、いろいろな場所に置いて、猫の好きな場所や種類を調べましょう。
爪切りに猫の足を軽くこすりつけてあげると、自分のにおいがするので使いやすくなります。
また、定期的に爪切りをすることで、内側が傷つくのを防ぐことができる。
猫が嫌がらないように、おやつをあげたり、褒めたりすることと一緒にするとよい。
ストレスをためないようにたくさん遊ぶ
猫の狩猟本能を満足させるには、おもちゃを使って思う存分遊んであげましょう。
おもちゃを獲物のように動かしてもいいし、やわらかいおもちゃを投げつけてもいい。
慣れてくると、猫がおもちゃを持ってくるようになる。
おもちゃを使わずにただ撫でてあげると、喜んで鳴き、撫でている間に手で遊んでくれることもある。
十分に遊んであげないと、飼い主の手や足を噛んだり引っ掻いたりする場合もあります。
叱ったり叩いたりすると、興奮してますます好戦的になることがあるので、叱ったり叩いたりしないでください。
キャリーバッグに慣れさせる
基本的に猫は人や環境に慣れるのに時間が必要で、いきなりキャリーに入れて外出すると怖がったり逃げたりすることがあります。
そのため、いずれ動物病院に連れて行くときには、普段からキャリーに慣れさせておくことが有効です。
キャリーバッグに慣れさせるには、家の中にキャリーバッグを置いておき、フタや上蓋を開けておくと、気が向いたときに入れるようになります。
猫は狭い場所を好む性質があるので、興味を持てば自分から入るようになる。
中に猫の匂いのついたタオルやおもちゃを入れておくのもよい。
健康に注意する
猫を飼い始めたら、健康であっても動物病院で検査してもらうのが安心です。
検査の結果、問題がなければ安心できますし、もし病気があったとしても早期に発見した方が治療も最小限で済みます。
ワクチン接種と去勢手術も考慮する必要がある。
猫は縄張りを示すために自分のテリトリーに排尿したり、発情期にニャーと大きな声で鳴いたりすることがあるが、去勢手術によって回避できることが多い。
普段のグルーミングとしては、猫の体を撫でてみて、触られると怒るようなところがあれば、痛がっている可能性があるので獣医さんに診てもらいましょう。
まだ子猫の場合は、歯周病予防のために歯磨きに慣れさせるのも効果的です。