かわいらしいヒゲにこんな重要な役割が!?猫のヒゲの役割や注意したいこと。

猫のイラストを描くとき、ほとんどの人が忘れずに描くであろうヒゲ。

そんな猫の大きな特徴の一つでもある猫のヒゲについてあなたはどれぐらいご存じですか?

今回は「猫のヒゲ」に焦点を当てたいと思います。

ヒゲの役割とは?

猫の視力はは人間の10分の1(視力0.2)ほどと言われており、特に静止物を捉えるのは少し不得意です。

それを補っているのが「猫のヒゲ」です。

猫のヒゲは「センサー」となっており、ヒゲに触れたものを敏感に察知して身の回りの環境や距離感を図っているのです。

また、空気の流れさえも読み取るぐらい敏感なため、微妙な空気の変化を感じ取り、それで物との距離感を正確に測ることもできるのです。

猫が暗い場所でも移動したり、距離感を正確に捉えているのは夜目が効くだけでなく、ヒゲが大きな役割を果たしているからなのです。

足の裏にも!?意外なところにもヒゲが

猫のヒゲというと口元から生えているものだけに思えますが、実はそれ以外の場所にも生えているのです。

よく猫のヒゲとして認識されているのは、上唇の横辺りや口角に生えている長い毛でしょう。

上唇の横は「上唇毛」、口角の少し短めのヒゲは「口角毛」といいます。

この部位以外にも、下唇の下側、顎あたりにある「下唇毛」、頬骨から目の横あたりに数本だけ生えている「頬骨毛」、眉の上の長い毛の「眉上毛」とヒゲにもこれだけの種類があるのです。

また足の裏に生えている長めの毛も実はヒゲの一種であり、ヒゲと同じ役割を果たしているのです。

ヒゲは切って大丈夫なの?

切ったとしても生命に影響はありません。

ただし、重要なセンサーが損傷することになるため、狭いところを通ったり、暗い所での移動に不安を感じるようになり、ストレスが増えると言われています。

病気の治療のために動物病院で切ることなどもありますが、そういった例外を除けば切らないようにしてあげましょう。

なお、猫のヒゲは半年に一回ぐらいのペースで生え変わるので数本本落ちている場合は心配いりません。

しかし、それ以上のペースで抜け落ちたり短くなっていた場合はストレスや皮膚炎などの可能性もあるのでよく観察しておきましょう。

そういう意味では、ヒゲは猫の健康のバロメータとしても見れるのです。

猫のひげは縁起物?

猫は招き猫や厄除けなど縁起物とされることが多いですが、自然と抜けた猫のヒゲは金運や恋愛運に良いとされています。

もし抜け落ちた猫のヒゲを見つけたら、お守りとしてお財布などに入れておくと良いかもしれません。

あくまでお守りの効力があると言われているのは「自然と抜けたヒゲ」なので、意図して抜いたり切ったりしないように!

おすすめの記事