猫が「飼い主を起こしたい」ときにする4つの行動とは?

猫を飼っている人なら誰もが一度は経験したことのある「猫が早朝に起こしに来る」という問題ですが、どの猫も脳をフルに使ってこれをやっています。

子猫のうちは「かわいい♡」と思っていても、大きくなってくると深刻な問題に発展することも珍しくありません。

今回は、猫が飼い主を起こそうと努力するエピソードと、その対策をご紹介したいと思います

飼い主が起きるまで鳴く

猫が飼い主を起こしたい理由はいろいろありますが、多くの猫は飼い主が体を起こすまで大きな声で鳴きます。

特に、「トイレを掃除して!」とか、「お腹が空いた」とか、猫は一生懸命に起こしてくれます。

もしあなたが眠っていて、猫があなたの顔のすぐ近くで「ニャー」と鳴き始めたら。

猫が顔のすぐ近くでニャーと鳴き始めたために、寝ているところを起こされてしまい、一睡もできなかったという猫の飼い主さんも多いのではないでしょうか。

でも、「猫の鳴き声では起きない」という飼い主さんもいますよね。

猫は、鳴いても効果がないと判断すると、すぐに鳴くのをやめて、別の方法を考えます。

そして、さらに別の方法を考えるのです。

飼い主に乗ってくる

鳴けないと、飼い主の上に乗ろうとするという発想になる猫もいて…。

しかし、最初は飼い主の体のどの部分が一番効果的なのかを測ることができないようです。

大きな猫やふくよかな猫であれば、お腹の上に乗るだけでも十分に目を覚ますことができます。

では、そんな「重さ」を武器にできない子猫や小猫はどうでしょうか。

そう、自分の体重では起きられないと知った猫が最終的に乗るのは……飼い主の顔!?

子猫はやがて、鼻や口を塞がれると当然のように眠れなくなることを理解します。

大きな猫は自分の体重を利用し、小さな猫は飼い主の鼻や口を塞いで直接眠りを邪魔する。

急に息苦しくなると、とてもびっくりしますよね。飼い猫にとっては作戦勝ちのようです。

物を落としたり、飼い主にぶつかったりする

飼い主さんの中には、愛猫の重さで目を覚まさないほどの熟練者もいます。

愛猫が遠慮したり、「顔を出せない……」ということもあるかもしれません。

しかし、要求に応じて起こしてもらわなければならない猫にとって、このような飼い主はかなり手強い存在で、どんどん派手な起こし方を覚えていきます。

また、「上に乗れないなら、もっと大きなショックを与えてやろう」と考えているのかどうかはわかりませんが、高いところから飼い主の上に落ちてくる猫もいます。

みぞおちに当たれば、目が覚める前に悶絶してしまう。

猫があなたに直接ダメージを与えたくない場合、棚の上の物を落としたり、水の入ったコップをひっくり返してみたりすることがあります。

さすがに猫にこのようなことをされ続けると、あなたも起き上がらなければならなくなります。

“絶対に起こしたい猫 “と “起こしたくない飼い主 “の早朝の戦いは、ますます騒がしくなっていく。

ちなみに、これは私の経験ですが、特に水の入ったお皿はダメージが大きいのでご注意ください。

他の家族にも手伝ってもらって起こしてもらう

いくら困らせても猫が起きない場合は、自分では起きられないことを悟っているはずです。

そして、最後の手段として、家族に助けを求めに行くようになります。

その「家族」が人間なのか、同居の猫なのかは、飼い主さんの生活環境にもよりますが、飼い主さんが一人暮らしでなければ、猫は人間の家族に助けを求めるのが普通です。

他の家族の足元にしがみついて、「この子、全然起きてくれないんだよね~」と言います。

私と一緒に起こしてください。一緒に起こそうよ!」と必死に訴えるのです。

最終的には家族が飼い主を起こしてしまう。

でも、実はこれが一番効果的な方法なんです。

実は、この方法が最も効果的に飼い主を起こすことができる……というか、ここまで紹介した4ステップの方法が実際に我が家では起こっているのです。

なぜ私だけが起こされるのか?

猫に『起こされる』時、どうすればいいの?

猫の飼い主さんの中には、休日であっても毎朝、愛猫が起こしに来てくれるのがちょっと鬱陶しいと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんなときは、何とかしてあげたいものです。

食事のために起こしてくる猫であれば、自動給餌器を用意したり、猫が寝ている部屋に餌や水を用意したりするのがよいでしょう。

トイレ掃除の要求であれば、トイレの数を増やすことで解決できます。

生理的欲求ではなく、「遊びたい」などの理由であれば、寝ている間は部屋に入れないようにするのが一番の対処法です。

部屋の外での大泣きは覚悟しなければなりませんが。

まとめ

猫が飼い主を起こそうとするのは、それほど珍しいことではありません。

しかし、飼い主を起こすためだけに、毎朝問題行動を起こすのはよくありません。

飼い主が猫に起こされるエピソードはたくさんあり、第三者が聞いても「プッ」としてしまいますが、実際に自分が毎朝猫に熱心に起こされる側になってしまうと、心の中で泣きたくなってしまうかもしれません。

しかし、しっかりとした対策がありますし、「ほとんどの家の猫がやっていそうなことばかり」なので、深刻に心配する必要はありません。

困ったときは、同じように猫を飼っている友人や家族に相談したり、SNSで聞いたりしてみましょう。

きっと「そんなこと考えたこともない!」と目からウロコの解決策を教えてくれる人がいるはずです。

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