
「猫はストレスを感じなさそうでいいなぁ」なんて思っていませんか?
実は猫も人間と同じように、ストレスを感じるんです。
たとえば野良猫であったり、酷い飼い主に飼われているようなペットの場合、ストレスで円形脱毛症などになってしまうこともあるんですよ。
このページでは猫がなぜストレスを感じるのか?
またどのようにストレスを解消しているのか?
解説いていきたいと思います。
猫はなぜストレスを感じる?
人間と同様に動物もストレスは溜まるものですが、猫は繊細な生き物なので、ストレスに敏感(弱い)動物だと言えます。
飼い主の生活の変化を敏感に感じ取って、3匹に1匹はストレスを感じてしまう猫ちゃんもいるようです。
茶トラ、キジトラ、三毛や白猫など種類や性格などにも猫のストレスの感じやすさは変わってきます。
ストレスを感じやすい猫は31.8%も病気にかかる確率が高まる一方で、ストレスを感じにくい猫は19.7%のみという調査結果もあります。
たとえば、以下のような種類と性格となっているので、性格に配慮した飼育を心がけてみてくださいね。
- 白猫:プライド高め
- 黒猫:賢くおっとり
- グレーの猫:落ち着いた性格でナーバス
- サビ猫:優しく甘えん坊
- 三毛猫:ツンデレ
- 白黒:面倒見がよく、我慢強い
- キジ猫・サバ猫:遊び上手で甘えてくる
- 茶トラ:やんちゃで活動的
- 白黒・ぶち猫:気が強い部分と気が弱い両極端で、ミステリアス
猫のストレスが溜まらない・安心するための行動は?
猫がストレスを感じやすいのは分かりました。
続いて、ストレスの解消法として見られる行動について見ていきましょう。
1.運動する
運動は最もポピュラーな猫のストレス解消方法です。
猫は室内飼いの場合には運動不足になりがちですが、横に動く運動よりも、キャットタワーなどを設置するこおで上下運動で、よりストレス解消にもなります。
高いところに登ることで外的から身を守ることもできるため、安心感も得られるでしょう。
おもちゃを使った擬似的な狩猟体験も、ストレス解消につながる運動の一つです。
2.爪とぎする
爪とぎは生理現象でもありますが、その行為自体がストレス解消になったり、気分転換にもなります。
寝起きだったり、ストレスを感じた直後などは、爪とぎによってリラックスすることがあるでしょう。
爪とぎできる場所を複数設置することで、快適に過ごせる環境を作ってあげたいですね。
3.狭いところに入る
ダンボールや押入れの隙間、ベッド下などに隠れることは猫にってさまざまな意味がありますが、体が囲まれ、密着したところに入ることで安らぎが得られます。
安心できる狭いところで、体力の回復や温存のためにじっと過ごすこともストレス対策と言えるでしょう。
4.隠れる
たとえば急な来客時で一匹になりたい時や引っ越し、新しい猫が飼われ始めたときなどに隠れられる場所を作ってあげれば、ストレスを感じて隠れたくなる心理が働きます。
そんな時に隠れるスペースが確保できれば、猫は安心して過ごせますね。
5.グルーミング
グルーミングとは、いわゆる毛づくろいです。
猫はキレイ好きであるので頻繁に毛づくろいをしますが、ストレス解消のための行動でもあります。
自分や他の猫に対するグルーミングで猫はストレスを逃したり、落ち着きたいと感じているのですね。
猫がストレスを感じた際の行動は?
猫がなぜストレスを感じるのか、またストレス解消方法についてみてきました。
合わせて以下のようなストレス行動にも気を配り、飼育している猫がストレスを感じていると思ったら早めの改善を心がけてみてくださいね。
- グルーミング行動が多くなる
- 頻繁に鳴くようになる
- 物音に敏感になり、すぐびっくりする
- 神経質な様子だったり、怯えを見せる
- トイレではない場所で粗相をする
- 遊びが減り、人やペットとの接触を避ける
- 猫同士での喧嘩が増える
まとめ
「猫はなぜストレスを感じる? ストレス解消法と合わせてご紹介!」
の記事はどうでしたか?
猫という生き物は本当にストレスを感じやすいものなんですね。
猫と人間仲良く楽しく過ごせていければいいですね。