
猫を飼っていると「猫には耳掃除が必要ないのかな?必要があればしてあげたいけど、どうやればいいのか分からない」と考える方は多いかと思います。
そこでこの記事では、猫に耳掃除は必要なのかを説明した上で「猫の耳掃除のやり方」を具体的に解説します。
耳垢が気になるときは、記事を読んだ上で慎重に耳掃除してあげてください。
もくじ
猫に耳掃除は必要?
そもそも猫に耳掃除は必要なのでしょうか?
人間だったら、耳垢が気になって毎日のように耳掃除するというのは珍しくありません。
はっきり言って、猫の場合はそれほど耳掃除は必要ないです。
きれいな状態の耳を手入れされても猫にとってはいい迷惑です。
むしろ高頻度で耳掃除してしまうと、猫の耳を傷つけてしまい、感染症になる恐れがでてきます。
ですので、耳掃除はそれほどする必要はありません。
猫に耳掃除がそれほど必要ない理由については、これから解説していきますね。
猫の耳には自浄能力がある
猫の耳には自浄能力があり、耳にゴミが溜まっても自然と外にでていく仕組みとなっています。
勝手に耳垢がでていくのは、人間も同じですね。
ほとんどのゴミは自浄能力によって外に排出されるので、猫は耳垢が溜まりにくいです。
そのため、耳掃除しようと思っても、取り除くゴミがないことになります。
もともときれいな耳の中を人間が勝手に掃除して、それで傷がついたら元も子もないですよね。
なので、猫には耳掃除がそれほど必要ないのです。
外から見て気になったときだけ耳掃除しよう!
いくら自浄能力があるとはいっても、完全に耳垢が溜まらないということはありません。
ときどき、離れたところから見ても気になるほどの、耳垢が溜まっている猫もいます。
外から見て目立つような汚れが耳にあるなら、それは自浄能力でも取り除けなかったゴミの塊です。
飼い主として猫の耳を見て、気になるような耳垢が溜まっているようだったら、慎重に取り除いてあげてください。
くれぐれも耳を傷つけないように注意してくださいね。
猫の耳掃除をするときの注意点
ここまで読んでいただければ、猫の耳掃除はそれほど必要ないことが分かっていただけたかと思います。
普通に猫を見て目立つような汚れがあれば、取り除いてあげましょう。
耳掃除をしてあげる際は、以下のことに注意しましょう。
- 爪で引っ掻かないようにする
- 強く拭きすぎない
人間と同じく、猫の耳はとてもデリケートです。
なので汚れを取ってあげるときは、耳を傷つけないようにしましょう。
爪で引っ掻かないようにする
猫の耳掃除をするときに最も気をつけて欲しいのは、自分の爪で猫の耳を引っ掻いてしまうことです。
普通に耳掃除をすれば爪で引っ掻いてしまうことは滅多にありませんが、万が一のことも考えられますからね。
出血するくらいの傷をつけてしまったなら、直ちに消毒してあげましょう。
強く拭きすぎない
後で詳しく説明しますが、猫の耳掃除はコットンやガーゼで汚れを拭き取ることで完了します。
柔らかいもので拭き取るため、思うようにゴミを取り除くことができませんが、それでも強く拭いてはいけません。
いくら柔らかくてもゴシゴシしすぎると、耳に傷がついてしまうので注意してください。
猫の耳掃除のやり方
事前に猫の耳掃除をするときの注意点を知っていただけたところで、さっそく「猫の耳掃除のやり方」を紹介しますね。
猫の耳掃除をする場合、基本はコットンやガーゼを使って汚れを拭き取るだけですが、頑固な汚れが付いているときは、洗浄液を使う必要があります。
コットンやガーゼで拭き取る
側から見て気になるような汚れがあれば、まずはコットンやガーゼで拭き取ってあげてください。
具体的なやり方を説明すると、コットンやガーゼを指に巻きつけて、優しくなでるように汚れを拭き取ってあげるのが一番いい取り除き方です。
くれぐれもゴシゴシと拭いて、耳を傷つけないように気をつけてくださいね。
洗浄液を使う
どれだけ拭き取っても取れない汚れがある場合、洗浄液を使うことも視野に入れてみてください。
ただ、個人的に洗浄液を使うことはあまりお勧めしません。
理由は単純で、生き物は耳に液体が入ることを嫌がるからです。
汚れを取り除きたいと思っても、猫は洗浄液を嫌がるので、耳掃除できないことのほうが多いです。
その場合は、無理やり洗浄液を使おうとせず、自然と汚れが落ちるのを待ってください。
耳垢から分かること
耳は周囲の音を聴くことができる重要な器官です。
自浄能力も、耳の機能を損なわせないために備わっています。
明らかに耳垢が溜まりすぎているときは、自浄能力が落ちてきていると言えます。
そのため、なんらかの病気の可能性が考えられます。
耳のにおいがきつかったり、耳垢が多すぎたりするときは、一度病院に連れて行ってあげてください。
まとめ:気になったときだけ耳掃除しよう
この記事では「猫の耳掃除のやり方」を解説しました。
最後にもう一度内容を確認しましょう。
猫の耳掃除をするときは、耳を傷つけないように優しく、コットンやガーゼで汚れを拭き取ってあげてください。
頑固な耳垢には、洗浄液を使うことも考えてください。
猫の耳には自浄能力が備わっているので、耳掃除が必要になることはほとんどありません。
耳掃除を無理やりすると傷がついてしまうので、耳垢が目立つときだけ耳掃除してあげるようにしましょう。