クロアシネコとサビイロネコは、どちらも世界最小のネコと言われていますが、性格は正反対です。
世界最小のクロアシネコは、足の裏が黒いことからその名がついており、南アフリカ、ボツワナ、ナミビア、ジンバブエの一部に生息しています。
クロアシネコは、イリオモテヤマネコと同様、他のネコ科動物に比べて上顎の前歯が2本少ないのが特徴です。
クロアシネコ、被毛には黒い斑点模様があり、平均体重はわずか約1.6kgと非常に小さな動物である。
しかし、性格はとても凶暴で、キリンの頸動脈を狙って攻撃すると言われています。
また、人間に対する警戒心が強く、近づこうとすると逃げてしまうため、ペットとして飼うことは難しい。
一方、サビイロネコは現在、インドとスリランカに生息している。
性格は温厚で人懐っこいため、ペットとして飼われることもあり、人間の飼育下では約12年生きると言われています。
サビイロネコは他のネコ科動物と同様に夜行性で、木の上に住み、ネズミや鳥、トカゲなどを食べると言われていますが、野生での繁殖は未だに謎に包まれています。
体長は35～48cmしかないとされています。
サビイロネコは平均体重が1.5kgと軽いのも特徴です。
メスは1kg以下と言われており、その小さな体で落ち葉の影に隠れることができると言われています。
ちなみに、世界最小のネコ科動物2種は、いずれも現在、絶滅危惧種のレッドリストに登録されている。
希少な生命が大切に守られ、受け継がれていく世界をつくるために、私たちにできることを考えていく必要がありそうです。
